2025年版 関節サプリはどれを選ぶ?獣医師が“効きどころ”で見る成分比較(グルコサミン/コンドロイチン/非変性Ⅱ型/プロテオグリカン)

この記事の監修者
みつはし

愛玩動物看護師
株式会社スケアクロウにて日々飼い主の皆さまサポートに奮闘中

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犬の関節によくあるトラブルとは?

犬においてよく見られる関節の病気は以下のようなものが挙げられます。
●膝蓋骨脱臼
●前十字靭帯断裂
●股関節形成不全
●変形性関節症
●感染性関節炎
●免疫介在性多発性関節炎
●リウマチ様関節炎

中でも、膝蓋骨脱臼や変形性関節症は小型犬でも多くみられます。特に変形性関節症は「軟骨の変性」が病気の中心であるので、軟骨を再生させ完治させるということが難しいです。

一度発症すると、軟骨へのさらなるダメージを防ぎ、痛みをコントロールすることが治療の中心になります。

関節のトラブルは、人と同様に、関節炎は犬の生活の質を大きく低下させる要因になります。小さなサインを見過ごさず、お薬またはサプリメントなどによる治療を早めに行ってあげましょう。

犬の関節トラブルでよくみられる症状とは?

関節にトラブルがある犬では、次のようなサインが見られます。
●散歩に行きたがらなくなった
●ゆっくり歩くようになった
●階段などの段差の上り下りを嫌がる
●立ち上がるのが辛そう
●元気がない
●尾を下げていることが多い
●跛行(びっこ、ケンケン)するようになった
●震えている

犬は自ら痛みを主張することができないので、飼い主様や獣医師がその痛みに気づいてあげる必要があります。多くの場合は、「老犬だから仕方ない」と見過ごされているケースが多いのが実情です。

犬の関節サプリメントで用いられる成分とは?

関節サプリの成分は、大きく軟骨の構造を守る成分と炎症を調整する成分に分けられます。代表的な成分を比較し、目的や効果の違いを整理しましょう。

1. グルコサミン
グルコサミンは、関節軟骨の基礎的成分であるグリコサミノグリカン(GAG)を構成する成分の1つです。軟骨の摩耗を防ぐ、摩耗した軟骨を修復するといった作用が期待されています。

ですので、関節内の軟骨がすり減ると考えられる膝蓋骨脱臼のような病気でよく使用されます。副作用としては、おなかの調子を崩す、成分へのアレルギー反応が起きる、といった可能性があります。

2. コンドロイチン
軟骨組織の中で水分を引き寄せるように働き、関節軟骨の保水性や弾性を保つことで関節の動きを滑らかにする効果が期待されています。

また、軟骨の破壊を抑制する効果も期待されていて、グルコサミン同様、軟骨がすり減るような病気に使用できると考えられます。グルコサミンと併用されるケースが多く、相乗的な軟骨保護が期待されます。

3. 非変性Ⅱ型コラーゲン
軟骨は、水を除く成分の約75%がⅡ型コラーゲン、15%がプロテオグリカンであるといわれています。上記のグルコサミンやコンドロイチンはこれらの材料となる成分です。

Ⅱ型コラーゲンは熱に弱く、抽出過程で「非変性」である方がよいと考えられています。

そんなコラーゲンは、軟骨の「土台」としての役割のほか、関節内の過剰な炎症反応を抑える作用も期待されます。軟骨がすり減る病気のほか、炎症が起こる変形性関節症などにも使用されています。

4. プロテオグリカン
上述の通り、こちらも関節軟骨を構成する成分の1つです。高い保水力で、軟骨の減少を抑える働きをサポートする効果が期待されています。最近では、痛みを緩和する効果があるとする報告も出てきています。

5.MSM(メチルスルフォニルメタン)
関節の炎症の緩和やコラーゲン生成のサポートが期待され、関節や軟骨の健康維持を目的として用いられます。関節の炎症から痛みが起こるような変形性関節症などに使用できると考えられます。

6.ASU(アボカド大豆不鹸化物)
関節の炎症を軽減する、軟骨を保護するといった効果が知られています。こちらも、関節の炎症から痛みが起こるような変形性関節症などによく使用されています。

7.ω3脂肪酸
抗炎症作用があるとされ、関節の痛みや炎症の緩和、皮膚や被毛の健康維持、脳や心臓、腎臓の健康維持への効果が知られています。関節のトラブル以外にも病気を抱えている犬には、こちらが幅広くサポートしてくれるでしょう。

与えやすいおすすめの関節サプリメントとは?

ここまでは、関節の病気と使うべきサプリメント成分について解説しました。しかし、どのサプリメントも与えられなければ継続できません。

そこで、おすすめのサプリメントが「あんよくん」です。どのようなメリットがあるか、解説していきましょう。

小粒で錠剤のサプリメント

小型犬向けに小粒で錠剤タイプの形状となっています。上手な子だとフードに混ぜて気づかずそのまま飲んでくれます。

難しい場合は、チーズのように捏ねることができるおやつや液状のおやつなどに包んで与えることもできます。また、「投薬補助おやつ」として、投薬に特化したおやつを使うのも良いと思います。

複数のサプリメント成分を配合

あんよくんには、コンドロイチン、非変性Ⅱ型コラーゲン、グルコサミン、プロテオグリカンが配合されています。それらの成分が相加相乗的に、愛犬の関節をサポートしてくれます。多くの飼い主様、獣医師から推薦の声が届いているようです。

あんよくん

あんよくん

対象領域:関節・腰・足・軟骨
主成分:コンドロイチン、非変性Ⅱ型コラーゲン、グルコサミン、プロテオグリカン
与えやすさ:粒タイプ(粉砕OK / 食事混和可)
1日目安量:体重5kgごとに 1~2粒
継続コスト:1日あたりの目安を表示
公式ショップで詳細を見る
定期便はこちら

サプリメント以外のケア方法とは?

ここまでは犬の関節トラブルとそこに用いるサプリメントを解説しました。次は、関節トラブルに対するケアの方法を解説します。

あくまで、サプリメントは補助的な手段です。それぞれの病気に適した治療を行ったうえで、サプリメントや体重管理、環境整備、運動の見直しを行い、治療をサポートします。

1.体重管理
体重過多は全身の関節への負荷となります。まずは、適正な体重と1日の摂取カロリーを計算し、フードやおやつの量を見直しましょう。

適正体重を維持するだけで症状が緩和するケースも少なくありません。ダイエットフードや低カロリーのおやつを上手に使うとよいでしょう。

2.床環境の工夫
特にフローリングは滑りやすく、滑った際の関節への負担やケガへのリスクが高まります。また、階段やベッドへの飛び乗り、飛び降りも同様です。

フローリングであればカーペットやマットを敷く、段差にはスロープを設置する、階段を上らせないなどの対策を行うことを推奨します。

3.運動
体重管理のためにも、適度な運動はとても重要です。動かず関節が固まってしまうと、より症状が悪化することが考えられます。しかし、痛みがある状態での運動や、激しすぎる運動(ボール遊び、ドッグランなど)は症状を悪化させる可能性があります。

目安としては、平地で15~30分程度の運動ですが、愛犬の状態を見ながら判断する必要があります。迷ったときは、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

与えやすいサプリメントとは?

・粉末や液体のサプリメント
カプセルタイプや液状タイプのサプリメントも同様で、中身だけを食事やおやつに混ぜる方法も可能です。ただし、中身を出して大丈夫かどうかは、事前に確認したうえで行いましょう。

サプリメントを始める前の注意点とは?

最後に、サプリメントを始める前に注意する点を解説します。
どのようなことに注意して、サプリメントを与えればよいのでしょうか?

1. 与えるタイミングを確認する
オメガ3脂肪酸のサプリメントで、食事と一緒に投与することを推奨している商品があります。また、一部のサプリメント成分は、空腹時に与えることが好ましいとされていたり、ほかのサプリメント成分との併用ができなかったりします。使用するサプリメントの用量・用法を必ず確認し、必要に応じかかりつけの獣医師や販売・製造元に確認しましょう。

2.成分にアレルギーがないか確認する
一部のサプリメント成分や、その原材料に対してアレルギー反応が起こることがあります。過去にアレルギー反応を起こした原材料が使われていないかチェックしましょう。

3.併用するサプリメントや薬との相互作用
薬を服用している犬にとっては、サプリメントの使用も慎重になる必要があります。一部のサプリメント成分は、薬の吸収や代謝に影響を及ぼす可能性が知られています。
薬と相互作用がないか確認したうえで使用しましょう。

4.療法食との兼ね合い
犬の心臓病や腎臓病、皮膚病などにおいて、療法食として特別に配合されたフードを使用することが多いです。療法食はすでに栄養バランスが調整されており、意図的に特定の成分を増やしたり減らしたりしています。そこにサプリを加えると、本来減らしたい栄養素が過剰になるリスクがあります。必ずかかりつけの獣医師に相談して栄養のバランスを確認しましょう。

まとめ

老犬になるにつれて、関節のトラブルは多くなる傾向があります。

長期に付き合うことが多い病気であるが故に、薬だけに頼らずサプリメントを上手に取り入れてあげたいですね。愛犬の病気や症状に応じ、成分から適切なサプリメントを選んであげましょう。

サプリメントは治療薬ではありませんが、適切なタイミングで使えば関節の健康維持に役立ちます。愛犬の年齢・体格・生活環境に合わせて、獣医師と一緒に最適なケアを考えましょう。

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この記事を書いたのは

獣医師:浅川雅清
2016年、日本大学生物資源科学部獣医学科卒
同年4月から、東京都内のペットショップ併設の動物病院に勤務
犬・猫・ウサギ・ハムスターの診療業務を行う傍ら、
ペットショップの生体管理や、動物病院の求人管理や、自社製の犬猫用おやつやフードの開発に携わる。
2023年から1年間、分院長を経験し、2024年にフリーランス獣医師として独立。
現在は診療業務の他、電話での獣医療相談や、ペット用品の商品監修など幅広い業務を行っている
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