ペットとして人気の高いインコですが、インコといえばお喋りができるコミュニケーションのとりやすいペットとしてのイメージが強いですよね。
では、そもそもインコはなぜ喋るのでしょうか?
どの種類、どちらの性別でも喋るのでしょうか。
実は奥が深いインコのおしゃべりですが、ペットとして迎えるならやはり、会話はできるようになりたいのが本音ですよね。
そこで今回は、なぜ喋るのかの解説から、おしゃべりなインコに育てる方法やおしゃべりインコの特徴をご紹介します。
インコが喋る理由
インコが喋る理由としては、大きく2つのことが考えられます。
ペットの中でも喋るのがインコたちだけなのは不思議ですよね。
その理由を解説します。
コミュニケーションの一環として
インコは鳴き声でコミュニケーションをとる動物です。
音を発したり、言葉を喋ったりしてインコ同士で会話をしています。
インコを2羽以上で飼っていると、ずっと鳴いているなと感じたことはありませんか?
高い音や低い音、喉を鳴らすような鈴の音など、さまざまな音を発することができます。
インコを多頭飼いしていると、家庭内がとても賑やかな雰囲気になりますよね。
1羽で飼っていると、コミュニケーションの相手が飼い主さんになるため、おしゃべりしやすいインコになりますよ。
喋るのに適した器官を持っている
人間が声を発するのは声帯という器官を持っているからですよね。
インコも同じく、声を発する器官である鳴管(めいかん)という器官が発達しています。
人間と同じように声帯を持つわけではありませんが、人間と同じく話をする時に舌の動きを変えたり喉の使い方を変えたりして言葉を発するといわれています。
小さな舌ながらかなり器用に話しているインコたちの進化はすごいですね。
いつから喋れる?
では、インコはいつから喋れるようになるのでしょうか。
それは生後4ヶ月程度からといわれています。
生後4ヶ月頃になると鳴管が発達し始め、声を発することができるようになると考えられています。
また、個体差があるため生後2カ月齢でも喋れるようになるインコもいれば5カ月過ぎてから発達するインコもいるため焦らずに成長を見守りましょう。
喋るインコの特徴
おしゃべりをするインコには何か特徴があるのでしょうか?
性別で変わるというお話を聞いたことがある方も多いかと思います。
では、実際のところはどうなのでしょうか。
メスよりオスのほうがおしゃべりが得意
オスしか喋らないというお話を良く耳にしますよね。
実は、メスも喋ることはできます。
ただ、オスはメスに対して求愛行動をする動物ですので、そのために発声する個体が多いのが、オスのほうがおしゃべりしやすいといわれている理由です。
どうしてもおしゃべりインコと暮らしたいという方は、オスのインコを迎えると少しは確率が上がるかもしれませんね。
お喋りしやすいインコの種類
セキセイインコやオカメインコ・コザクラインコなど、最近ではさまざまな種類のインコがペットとして迎えられていますよね。
その中に、おしゃべりしやすい種類のインコはいるのでしょうか。
結論から言うと、どの種類のインコでもおしゃべりする個体はしてくれますし、しない個体はしないです。
明確なデータではありませんが、オカメインコは比較的社交的でフレンドリーな子が多いことから、会話しやすいといわれています。
おしゃべりインコに育てる方法
おしゃべりしやすいインコに育てるには、どのようにしたら良いでしょうか。
実は、おしゃべりしやすく育てるためには、いくつかコツがあるのです。
ただ、このように育ててもインコの性格上、おしゃべりしない子ももちろんいるため、決して無理強いはせず、トレーニングしていきましょう。
覚えやすい言葉を教える
インコに言葉を教える時は、長い文章や難しい言葉から始めずに、簡単な覚えやすい言葉から始めていきましょう。
例えば「おはよう」「おやすみ」「ただいま」「ありがとう」などの短い単語から教えていきましょう。
インコは会話というより言葉の音を拾って学習していきます。
おはようの言葉ひとつにもイントネーションを一定にしたりと工夫が必要です。
短い単語を覚えてきたら、少しずつ覚えさせたい単語を増やしていき、最終的に会話ができるように育てるのはインコの飼い主さんの夢でもありますよね。
インコに仲間だと認識されるようにする
インコがしゃべる理由として、仲間同士でのコミュニケーションをとるためだとお話ししました。
そのため、飼い主さんに信頼をおいてもらい、仲間であると認識してもらうこともとても大切なことです。
といってもどうしたら良いのかわかりませんよね。
実は、簡単なことなのです。
インコに対して愛情を持ち、優しく接したりご飯をあげたりこまめに鳥かごを清掃したりと、当たり前のことをしているだけでも、インコはきちんと見ていますので、頼れる人であり仲間であると思ってくれるはずです。
家族が多いご家庭では、全員がお世話に関わり、人によって異なるようにならないようにしておくとなお良いですね。
インコの名前をパ行にする
インコはピーピーと鳴きますよね。
インコが発生しやすい音は実はパ行だといわれていて、認識しやすいのもパ行の音だといわれています。
一番呼ぶ機会の多い名前は一番覚えやすく発声しやすい名前にすると良いでしょう。
インコに付けられている名前ランキングとして堂々の一位は「ピーちゃん」と発表されていますね。(2024年現在)
みなさん、インコに対して優しい想いを持って付けているのでしょう。
これからインコを迎えるご家庭で、おしゃべりしたいと望んでいる飼い主さんは、ぜひパ行の名前を考えてみてはいかがでしょうか。
1羽で飼う
ペットのインコとおしゃべりしたい時は、1羽で飼うことをおすすめします。
2羽以上で飼うと、インコ同士のコミュニケーションとしてよく鳴いている風景には遭遇するかと思いますが、飼い主さんとの会話は減ってしまう恐れがあります。
どうしてもペットのインコとおしゃべりしたいという願望がある飼い主さんは、初めは1羽から飼ってみましょう。
鳥は1つの鳥かごでも多頭飼いする家庭が多く、インコ同士は仲間がいて楽しく寂しさを緩和して暮らせると思いますが、実際相性が悪い鳥同士もいたり、1羽だけしか発生しない一方通行のケースもあります。
飼い主さんと会話できるようにする確率を少しでも上げるためには、1羽で飼うと良いでしょう。
たくさん話しかけて褒める
インコと会話するためには、まずはこちらからたくさん話しかけてそれに対して声を発してくれたら褒めてを繰り返しましょう。
最初はすぐに言葉として発してくれるわけではないので、自分が話しかけたことに反応してくれたということ自体を褒めましょう。
犬や猫のトレーニングと同じで、インコも褒められたことで喜び、伸びていきます。
ペレットやおやつをご褒美にして教えていくのも効果的です。
徐々に言葉を覚えていくと、そのたびに褒めてより多くの言葉を教えて行けるようにインコのモチベーションを保つ工夫もしていきたいですね。
時間をかけてトレーニングする
犬や猫などのトレーニングも同じですが、時間をかけてゆっくりと焦らずに教えていくことはとても大切なことです。
インコも賢いとはいえ、数日ですぐに喋れるようになることはありません。
ひとつの言葉を覚えるのに2週間程度要するという気持ちで根気強くトレーニングしていきましょう。
なかなか覚えなくても、決してイラ立ちをインコに伝えないようには徹底し、優しい気持ちで日々コツコツと接していく必要があります。
トレーニングは期間がかかるものという認識でトライしましょう。
おしゃべりインコとの生活上の注意点
実際、おしゃべりしてくれるインコとの生活は、にぎやかでとても楽しいものになることでしょう。
ただ、喋ってくれるインコとともに生活するためには注意点も存在します。
一番大切なのは、日ごろの言葉使いに気を付けることです。
インコは賢いので、教えていない言葉でも、日常で何度も耳にすることで次第に覚えて言葉にすることができます。
そのため、言葉使いが汚い・人を傷つける言葉を発してしまう・下品な言葉を使うなどをしてしまうと、インコも同じ言葉を発してしまうことがあります。
もちろん、インコには言葉の意味はわからないので、覚えてしまった言葉をダメだと教えることは難しいです。
ですので、飼い主さんが日ごろから使う言葉は、気にしておきたいところですね。
お喋りするインコとしないインコがいることは知っておこう
インコも個体差があり、喋るインコと喋らないインコがいます。
犬な猫でも吠える犬と吠えない犬・鳴く猫と鳴かない猫がいるのと同じです。
喋るのを期待して飼ったとしても、実際一言も喋らないということももちろんあるのです。
その点は、必ず知った上で飼うようにしましょう。
筆者も昔インコを4羽飼っていましたが、4羽中喋るのは1羽でした。
確率的にはどれくらいなのかは明確にはわかりませんが、喋ってくれたらラッキーという感覚で飼い始めると良いでしょう。
まとめ
インコが喋る理由としては、大きく2つが考えられています。
ひとつはコミュニケーションの一環として、もうひとつは人間でいう声帯のような器官「鳴管」という器官が発達しているためです。
また、インコは個体差がありますが生後2ヶ月~生後5か月程度から喋り始めることが多く、喋るインコの特徴はメスよりもオスである・種類はどのインコでも喋りますがオカメインコが喋りやすいといわれていますね。
インコを喋りやすい子に育てる方法はいくつかあり、多羽ではなく1羽で飼うこと・インコに仲間だと思われるように接すること・覚えやすい言葉を教えること・時間をかけてゆっくりとトレーニングしていくこと・たくさん話しかけて褒める・インコの名前をパ行にするなどがあります。
しかし、いくら喋るように育ててもインコも個体差があり喋るインコと喋らないインコがいますので、そのことを念頭において飼うようにしましょう。
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この記事を書いたのは
中村千尋
愛玩動物看護師
大阪ペピイ動物看護専門学校卒業
認定動物看護師資格取得・ペット栄養管理士資格取得
兵庫県内の動物病院で勤務(現在も勤続中)
愛玩動物看護師国家資格取得
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