うさぎを飼う家庭が増える中で、飼い主さんが直面する問題の一つにソアホックがあります。
うさぎの飼い主さんの中には、ケージに血が付いているのを見つけて足裏の異常に気がついたり、足の裏が腫れているのを目にしたりしたことはないでしょうか?
ソアホックは、うさぎの足の裏に発生する炎症や腫れを指し、適切なケアが行われない場合、深刻な痛みや感染症につながることがあります。
このコラムでは、ソアホックの原因から、なかなか治らない時の対処法まで、獣医師が解説します。
ソアホックの原因

ソアホックは、うさぎの足裏が硬い床面に長時間直接触れることで発生することが多いです。
ソアホックによりうさぎの足の裏が脱毛してしまうと、皮膚が直接圧力にさらされます。
排泄物がそのままになっているような不衛生な飼育環境では、炎症や感染のリスクが高まります。
肥満や運動不足、栄養不足もソアホックの発生に関与することが知られています。
また、ケージ内の環境が整っている場合でも、部屋のフローリングが滑りやすいことにより、部屋んぽの度に足の裏に負担をかけてしまっていることもあります。
ちなみに、生まれつきなりやすい品種というのは特にないと言われています。
元々大きめのうさぎの場合はその分足も大きいため、適正体重の場合は大きな問題にならないと言えるでしょう。
うさぎが怒った時に見せる足ダンともあまり相関関係はないと言われています。
ソアホックの症状は?
ソアホックの初期症状としては、足の裏が赤くなったり、皮が剥けているような見た目になったりします。
進行すると、足の裏に潰瘍や傷が発生し、痛みや出血を伴うことがあります。
そこに感染が起こると、全身状態に影響を及ぼすことも否定できません。
日常でできるソアホックの予防法

ソアホックを予防する最も効果的な方法は、適切な飼育環境を整えることです。
ケージの底は柔らかい敷物で覆うことが推奨されます。
適切なタイミングで交換した衛生的な簀(すのこ)もおすすめです。
市販のウサギ用マットや、ペット用の厚手の布なども適しています。
また、定期的な運動の機会(部屋んぽなど)を作るようにし、うさぎの体重管理にも気を配ることが重要です。
部屋んぽをする環境には、タイルカーペットなどを敷いて滑らないように工夫することも大切です。
ソアホックの治療法は?

ソアホックの治療は、症状の重さに応じて異なります。
まず、原因を除去することが最優先です。
上述した予防法を参考に、足裏に負担のかからない生活環境を整えるようにしましょう。
初期段階では、炎症を抑えるための塗り薬や、感染を防ぐための抗生物質が処方されることがあります。
場合によりますが、軟膏は気にして舐めてしまうことで、さらに患部を傷つけることがあります。
塗ってもあまり気にならないようなもので保護してあげることがおすすめです。
潰瘍が形成されているような場合には、清潔に保つために、生理食塩水などで洗浄したり、重度な場合は外科的な介入が必要になることもあります。包帯を巻くこともあります。
状況により、治療に長期間を有することがあります。
なかなか治らないと諦めず、習慣としてケアをすることが望まれます。
いずれにしても自己判断はせず、担当の獣医師としっかり相談し、適切な指導の上で治療を行うようにしましょう。
ソアホックの治療費はどのくらいかかる?
状況によりますが、一度の通院あたり1000〜4000円程になることが多いです。
感染がひどい場合は通院期間や投薬も増えるため、より高額になります。
異常に気がついたら、早めに受診することが大切です。
まとめ

うさぎのソアホックは、適切な予防と早期治療によって管理が可能です。
日頃から生活環境に気を配り、ブラッシングなどのスキンシップ時に足裏まで観察するようにしましょう。
何か異変を感じたら、早めに獣医師の診察を受けることをおすすめします。








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