愛犬がサプリメントを服用しているご家庭も多いと思います。
しかし、サプリメントを飲ませることが簡単なワンちゃんもいれば、なかなか飲んでくれないという悩みを持っている飼い主さんもいますよね。
サプリメントはお薬と違って、飲み続けることで効果を発揮するため、長期的な服用が求められます。毎日のことなので、飲ませるのが大変だと苦労してしまいますよね。
そこで今回は、サプリメントを服用させることに困っている飼い主さん向けに、犬がサプリメントを嫌がる時の与え方の工夫やポイントをご紹介していきます。ぜひ、一度試してみてくださいね。
犬がサプリを嫌がる理由は?
まずは、犬がなぜサプリメントを嫌がっているのかを知ることから始めてみましょう。
サプリの匂いや味に敏感
犬は人間の数千倍の嗅覚を持っており、わずかな匂いの違いも「不自然」「危険」と感じ取ります。人間には無臭に思える粉末サプリでも、犬には「薬っぽい」「化学的」「苦そう」と感じられることがあります。そのため、犬は何かがおかしいと感じ、サプリを避けてしまうことが一番の原因だと考えられます。
また、肉食寄りの味覚を持つ犬にとって、ビタミンやミネラルの苦味は特に強烈に感じやすいのです。
嫌な記憶を覚えている
犬は食べ物と体調を結びつけて記憶します。
サプリを飲んだ直後にお腹がゆるくなった・嘔吐をした・とてもまずいご飯の味だったなど、その匂い=嫌な体験として学習してしまいます。
その結果、サプリ入りフード全体を拒否し、出てくるご飯やおやつに警戒心を抱いてしまうのです。犬は学習能力が高く賢いので、一度嫌な記憶と結びついてしまうと、記憶を良い記憶に塗り替えることはかなり困難と言えるでしょう。
無理に食べさせられた記憶が残っている
「健康のためだから」と口に押し込んだり、フードに大量に混ぜたりすると、犬の警戒心はさらに高まってしまいます。大切なのは「いかにストレスなく自然に摂取させるか」です。
ここを間違えると、サプリだけでなく食事そのものが苦痛になってしまい、さらに飼い主さんの悩みのタネが増えてしまいます。サプリメントは継続してこそ効果があるものなので、無理に食べさせることを毎日繰り返すのは、犬だけでなく飼い主さんにもストレスになってしまいますよね。犬にとっても良い記憶とならないので、サプリメントの場合は、あまり無理に飲ませないと!と焦らずにゆっくりと対策していきましょう。
粉末サプリを上手に混ぜるためのポイント
サプリメントの中には、粉末タイプのものも多く存在します。
粉末タイプのサプリメントを上手に飲ませるためのポイントをいくつか紹介します。
いきなり全量を入れない
最初はごく少量から始めることが鉄則です。
犬に「違和感がない」「いつものごはんと同じ」と思わせることが最優先で、いきなり規定量を混ぜてしまうと匂いで気づかれたり、粉っぽくなって嫌な記憶として残ってしまいます。
少量から初めて、3〜5日かけて少しずつ量を増やしていくことで、拒否反応を起こしにくくなります。お薬と違って、最初から規定量を飲ませないといけないというわけではないので、スローペースで習慣化していけると良いですね。
粉のままは避ける
粉末をそのままドライフードに振りかけると、匂いが立ちやすく、舌に苦味が直接当たってしまい、味がまずいと感じてしまい食べてくれない場合があります。少量のぬるま湯やスープ・ウェットフードなどで溶かしてから絡めると、匂いも味も大幅に緩和されるため、成功率が上がることでしょう。スープ全体にふりかけてしまうと、飲む量が多くなってしまうため、ご飯の前に別皿にサプリメントスープを用意して、与えると良いでしょう。
お口直しやご褒美を用意する
粉末タイプのサプリメントは、どうしても粉の量が多くなってしまう傾向にあります。
そのため、匂いで気づかれることも多く、食べる前に失敗してしまうことが多いです。お薬と違ってサプリメントは比較的苦みを抑えているものが多く、味は悪くないのに、匂いで警戒してしまいダメだと諦めてしまう飼い主さんも少なくありません。そんな時は、バレているならむしろ食べたあとにご褒美をあげて学習させるという作戦もあります。味わって食べさせないように、サプリメントを口にした瞬間に褒めてご褒美を与えることを繰り返すと、犬が自然に食べてくれるようになることもあります。
ウェットフードを使った投薬のポイント
次に、ウェットフードを用いたサプリメントを服用させるポイントをいくつか紹介します。
匂いの強い食材を活用する
前述した通り、犬は匂いで食べる動物です。
サプリの匂いを打ち消すために有効なのは、匂いの強い食材を使用することです。
- ささみのゆで汁
- 犬用ヤギミルク
- 無糖ヨーグルト
などが良く使われています。愛犬の好みや体質にも考慮して、いろいろな食材を試してみるのも良いですね。
ウェットフードは「特別感」を出す
毎日のフードで使用するのではなく、サプリ入りの時だけ少しだけご褒美感のあるトッピングを使うのが効果的です。「この匂い=おいしいもの」というポジティブな連想を作ることで、サプリへの警戒心が下がり喜んで食べてくれる可能性もあります。
全量に混ぜない
フードの一部だけを「サプリゾーン」にする方法が有効です。
全量に混ぜることで完食させないという使命感が強くなってしまいます。
先にサプリ入りの部分を食べさせて、後から普通の美味しいフードをあげることで、犬も飼い主さんもプレッシャーなく食べられることでしょう。
それでも食べない犬への対策
これまで紹介した対策や自己流の対策でも、食べてくれないワンちゃんもいるかと思います。そんな時に考えてみてほしい案をいくつか紹介します。
団子状にしておやつにする
粉末+少量のウェットフードやミンチを練って、小さなお団子状にします。
手から「おやつ」として与えることで、フードよりも警戒心が下がる犬が多くいます。
また、粉状にしてちゅーるなどの液体おやつに混ぜ込むと、成功率が上がることでしょう。
投薬補助食品を使用する
投薬補助用ペーストやチーズタイプは、苦味や匂いを強力にカバーし、嗜好性も高く、多くの飼い主さんに喜ばれています。
サプリを包み込んで与えることで、犬が気づかずに食べてくれる確率が高まります。
サプリの形状を変更する
粉末がダメな犬も、カプセル・錠剤・液体なら大丈夫なことがあります。
同じ成分でも、形が違うだけで変わるため、無理に一種類にこだわらないことが大切です。
服用に苦労している飼い主さんは、一度獣医師に相談してみると良いですね。
飼い主の気持ちが犬に伝わることを忘れない
犬は、いつでも飼い主さんの顔や雰囲気を見て感じ取って暮らしています。
「飲ませなきゃ」という緊張は見抜かれる
犬は飼い主の表情や動きを驚くほどよく見ています。
「バレないように…」と緊張しているほど、犬は警戒します。
できるだけいつも通りに何食わぬ顔で準備して、普段通りに出してみましょう。
サプリを準備していることを悟られないようにする
犬は学習能力が高いので、サプリを準備している段階で気づいて逃げてしまったり隠れてしまったりしてしまいます。ご飯を準備していると犬に思ってもらえるように、明らかな行動はなるべく取らないようにしましょう。
また、鼻歌を歌いながら用意したり、「おいしいね」と声をかけるだけでも、犬の受け取り方は変わります。サプリは薬ではなく「ごはんの一部」にする意識が大切です。
目的は継続であることを意識する
多少こぼしても、少し残しても、全部食べさせなきゃ!と焦らないでも大丈夫です。
お薬と違って、サプリメントは一日二日飲まなかったり、量が少なかったことで健康にすぐ被害が出るわけではありません。
続けられる方法でプレッシャーなく服用することが大切です。
ストレスなく続く形を見つけることが、犬の健康を守る一番の近道になります。
まとめ
サプリメントは、継続して服用することで効果を発揮し、犬の健康をサポートしてくれます。
そのため、無理に飲ませたり、根詰めて全部飲ませなきゃ!と焦ったりせずに、軽い気持ちで継続できる方法を見つけることが大切です。
そしてご紹介した対策も、成功するかどうかは犬の性格や個性によるので、ぜひいろいろな方法を試して、愛犬に合うやり方を見つけてくださいね。







コメント