2005年、初めて学会で発表しました。
動物臨床医学年次大会です。
題は「血小板凝集能判定値とフランス海岸松ポリフェノールの効果」。
フランス海岸松のポリフェノールは、パンフェノンの主な原料です。
獣医師の先生方の前に、獣医師ではない人間が立つ。
今思えば、ずいぶん思い切ったことをしたものです。
前回も書きましたが、評価は良くありませんでした。
それでも、翌年もまた出ました。
2006年は「犬の難治性疾患に対するフランス海岸松ポリフェノールの有用性」。
2007年は「タヒボの動物疾患への効用試験」と、乳酸菌とオリゴ糖を組み合わせたサプリメント開発の試み。
2008年は大阪の大会で、タヒボの発表をもう一つ。
2009年には、僧帽弁閉鎖不全の犬とパンフェノンについて発表しました。
毎年、毎年。
起業からの6年半は1人でしたから、準備も1人、会場に向かうのも1人です。
発表を続けるうちに、大学の先生方とのご縁が増えていきました。
2004年には日本獣医畜産大学と、2007年には日本獣医生命科学大学と、共同研究を始めています。
1人で始めたことが、少しずつ1人ではなくなっていきました。
心臓のテーマは、その後もずっと続きます。
2024年8月、パンフェノン(S)に関わる発明が特許として登録されました。
2009年の発表から、15年後のことです。
今では、学会の会場は海外にも広がりました。
それでも、あの最初の一回がなければ、今はありません。
評価が悪くても、出続けるしかないですね。