先生が何もしなかった!という話

先日わんちゃんが体調を崩し、救急病院へ駆け込んだという飼い主様からお電話をいただきました。

 

そこでは検査のみで、「朝一でかかりつけへ行ってください」と帰されたそうです。

 

わんちゃんは重症ではなかったものの、「治療をしてくれなかった!」と飼い主様はお怒りでした。

さすがに何もしないのはおかしいと思い、詳しいお話を聞いていると、その子はアレルギーと肝臓の薬を常用しているとの事。

 

なるほど、真相が見えました!

 

皆さん、「飲み合わせ」の意味はご存じかと思います。

薬には同時に使うことで重大な副作用が出たり、効果が相殺されてしまう組み合わせがあるんです。

同じ薬だったとしても、成分が重複してしまうので、普段は出ない副作用が出てしまうことも考えられます。

それはわんちゃん猫ちゃんも同じなんです。

 

そのわんちゃんは服用している薬がある。

けれど、その薬の種類は分からない・・・。

そういったことを考えれば、先生は治療しなかったのではなく、「できなかった」という方が正しいですね。

検査をして緊急性はなく、無理に治療する必要はないと判断されたのでしょう。

 

そういった事情だろうとお伝えしたところ、飼い主様は「ギリギリに行ったから、治療を拒否されたのかと思った・・・」とホッとしたご様子でした。

 

その先生ももっと詳しく説明してくれれば・・・とは思いましたが、心の枷がとれたようで安心しました。

 

私のいた病院でも2度ほど経験があります。

 

一方のわんちゃんは、遠方から遊びに来ていた子でした。

16歳という年齢だったこともあり、早めの治療が必要でしたが服用中の薬は不明。

症状から推測する薬には、併用すると危険なものがありました。

幸いにも、かかりつけと連絡が取れ、無事治療をすることが出来ました。

 

もう一方のわんちゃんはかかりつけが休診、常用の薬と単発の薬があるが、薬の種類も分からない、とのこと。

検査をしたところ緊急性は低かったので、治療せずお帰りいただきました。

 

薬の種類は何百、何千とあります。

原因やペットさんの状態によっては同じ症状でも違う薬を使うことは良くありますし、「肝臓の薬」と言われただけでも、パッと4種類の薬が頭に浮かびました。

薬そのものを持って行っても、パッケージから出されていれば、判別は難しくなります。

 

いざという時の為、成分名や薬品名を病院に聞いておきましょう。

それを書いたメモを財布などに入れて、常に持っておいてください。

 

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