起業家の手

「先輩起業家の手を見てびっくりした。そのこぶしには、億を稼ぎ出す大きなノックダコがあった」

今はインターネットがあるので、飛び込み営業はあまり見かけなくなった。
私が社会人を始めたころは、ケータイ電話はもちろん、スマホなどはなかった。

ポケベルを持たされて、本社からピコピコなれば、電話をして要件を聞いていた。

インターネット上のどぶ板営業は、ホームページからイーメールアドレスに入り込んで
メールを打つ。

波長と脈があったときは、結構反応する。

飛び込み営業も法人を回るか、一般家庭を回るか、売り込む商材によって
ターゲットが分かれる。

先輩とは、起業家の先輩の先輩で、私より年上。
もちろん社会人出だしのころは、飛び道具のようなインターネットメールはなかった。

先輩のセールストークを聞かせてもらったが、断わられたときの
切り返しトークがすべて用意されていた。

さすが、そのこぶしだけで億を稼ぎ出したことだけのことはある。

すべて断られたり、ダメだったりしたことから考え出した金言だろう。
ダメだったことは、何も失敗ではない。

そこから次に行けるかどうかだけだ。